この記事の動画解説版はこちら→統計チャンネル
仮定された理論上の確率分布に対して,標本から求めた度数が適合するかどうかを検証する検定を適合度検定という.
観測度数が理論確率分布に適合しているという仮説
\(\hspace{2mm}\rule[-1mm]{0mm}{7.5mm} \displaystyle H_0: P(A_1)=p_1, \cdots, P(A_k)=p_k \)
$\rule[-1mm]{0mm}{7.5mm}$のもとで,近似的に以下が成り立つことが知られている.これをもとに適合度検定を行う.
\(\hspace{5mm}\rule[-1mm]{0mm}{7.5mm} \displaystyle \chi^2=\sum_{i=1}^{k}\frac{\left(F_i-np_i\right)^2}{np_i}\sim \chi^2(k-1)\)
統計検定量は (観測値-期待度数)²/(期待度数)という形になっていることに注意しよう.
問
ある人物に,できるだけランダムに$1$ 桁の数字を$100$ 個言ってもらったところ次のような結果になった.特定の数字が多く出ている傾向にないか,有意水準$5\%$ で検定せよ.
この記事の動画解説版はこちら↓
前の記事へ戻る 48 p値 |
次の記事へ 50 独立性の検定 |
記事一覧へ戻る 統計学の基礎シリーズ 目次 |